翔設計 2019年9月度スケジュール お知らせ スケジュール

【9月度 スケジュール】 主だった予定はございません ※スケジュールは変更する場合がございますので、あらかじめご了承ください。 残暑お見舞い申し上げます。 大型台風10号の被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。 今回の台風にまつわるニュースで印象に残ったことが2つあります。 ひとつは各公共交通機関の対応の早さです。 これまで台風の時によくニュースに取り上げられていたのが帰宅困難者となった人々の様子でした。電車の運転本数が減り始めてから慌てて帰宅しようとした人々が駅にあふれかえる様子だったり、状況が分からず右往左往している外国人観光客の姿だったり、激しい雨が吹き荒ぶなかタクシー乗り場やバス乗り場に長蛇の列ができたりする光景は、言ってみればよくあるニュースのひとつでした。 しかし今回、山陽新幹線をはじめとした台風進路沿いの各公共交通機関は台風上陸2日前の13日には終日運転見合わせや運転本数削減の可能性を告知していました。また駅構内に掲示された案内文は外国旅行者にも配慮され、数種類の主だった外国語での案内がされていたといいます。こうした先手を打った対応に今までの反省が活かされていると感じました。帰省者や旅行者で16日まで現地に留まれない人は本数を減らして運行していた14日中に移動し、あるいは16日までに帰ればよい人は滞在を伸ばして混雑を回避していたようです。 これは個人的な見解ですが、去年2018年9月4日西日本に大きな被害をもたらした台風21号から、このような早め早めの判断が下されているように思っています。関西空港の連絡橋にタンカーが衝突して約3000人が閉じ込められた被害は記憶に新しいのではないでしょうか。 台風は、古くは野の草を吹き分けるほど強い風という意味で「野分」と呼ばれ、その表現は源氏物語や枕草子あるいは現代にも俳句の季語として残っています。 昨今の大型の台風には、“野の草を吹き分ける風”というほど、穏やかな印象はありません。9月末、場合によっては10月に入っても上陸する可能性のある台風に対して、準備だけは怠りなくする必要があります。 住んでいらっしゃる地域や、建物によって準備しなくてはならいない内容は様々かと思います。(高知出身社員のご家族の台風10号当日のやり取りはFacebookでどうぞ)翔設計では、マンション管理組合様向けに災害対策に関するコンサルティングも行っておりますので、お困りの管理組合様がいらっしゃいましたらどうぞお気軽にご相談ください。 さて、今回の台風によって感じたことのもうひとつです。 終戦記念日である8月15日に台風が上陸したため、第101回全国高校野球選手権大会の全試合が中止となり、正午の黙祷が甲子園球場で聞こえなかったそうです。 毎年その時間帯は仕事中のため実際に見聞きしているものではないのですが、夏の風景のひとつが今年はなかったのだな、と8月の終わりに少し寂しく思っています。