都立野川公園自然観察センター建替えプロジェクト

■Concept1.野川に開いた一体感のある建物
敷地東側の野川に面した部分にホール等パブリックな空間を配置し、川沿いに設けるデッキスペースを介して公園の自然との一体感を持たせる。ホール及びデッキに集う来場者が水辺を眺め、鳥のさえずりや蝉の声を聞きながら時間や季節の移ろいを感じられる建物とします。

■Concept2.自然を肌で感じ、知的好奇心を誘う展示空間
展示スペースは木質系の内装材を基調とし、部位ごとに異なる樹種など自然界にある素材感を感じられる要素を取り入れることで自然を身近に、かつ好奇心を誘う仕掛けを設けます。空間自体は長方形のシンプルな形状とし、様々な企画展示等を受難に行うことのできる計画とします。

■Concept3.木造によるコストを抑えた建物計画
本建物では構造スパンを6mで計画し、住宅用一般流通材で建築できる構造とすることで他構造及び大断面を使用する木構造と比較し建設コストを抑えた建物とします。スパンを統一することで建具等の標準規格品を複数箇所で利用することを積極的に検討します。内装についても室ごとに必要十分な仕上を採用し、機能性と低コストを満たした計画とします。

所在地
東京都調布市野川
主要用途
教育文化施設
敷地面積
68545.26㎡
建築面積
514.67㎡
延床面積
514.67m²
階数
1階
高さ
6.47m

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