東京消防庁 第九消防方面本部 消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー) 隊舎

東日本大震災においては、東京消防庁消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー)を中心とした応援隊の活動が、大きな成果をあげたが、高まる大災害対応要望に答えるべく、東京西部の拠点として、第九方面本部消防救助機動部隊を整備するに至った。主要建物である本隊舎や車庫棟は、経済性と将来的な拡張性を考慮し、鉄骨造にて計画。構造計算では、時刻暦応答解析まで行い、建物の耐震性・機能継続性を担保している。外壁材には金属製断熱パネルを採用し、視界を拡げる外壁3面に亘る連窓サッシと、水平に規則正しく配されるパネル目地が、組織の規律を象徴するデザインとした。
本隊舎は、部隊の頭脳・指令部として機能する通信指令事務室などで構成され、不眠不休の活動を行う9HRの活動中枢となる。車庫棟は、建物間口が60mを超える大スケールの車輌格納庫となっており、真紅の車輌が居並ぶ様は、屈強な9HRの雄姿を体現している。この新しい施設が、今後の消防治安活動に大きく寄与することを願っている。

所在地
東京都八王子市鑓水二丁目108番地2
主要用途
行政施設
竣工年
2016年
業務期間
2013年08月 〜 2017年07月
敷地面積
54622.60㎡
建築面積
3418.58㎡
延床面積
6354m²
階数
3階
高さ
12.43m
構造
RC造、 S造、 その他
発注者
東京消防庁

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